太極拳は、一般的には、健康法として練習されています。また、練習の体系は、24式や、48式太極拳などに代表される、套路(型)の練習が中心です。
しかし、本来、太極拳には、多くの内容と要求が含まれています。
太極拳に含まれている内容や要求を、現代風の言葉で表すならば、次の通りとなります。
健康法、武術、医学、薬学、哲学、易学、軍学、宗教学、方位学などです。
太極拳の軍学とは、兵法の事です。太極拳は武術として発生しました。
現代でいう格闘技のような要素もありますが、本来、古代の戦場において生き残る術であったと言えます。
もちろん、このような戦場において戦闘を行うためには、剣、刀、槍などの、兵器術(武器術)の要素が強く、素手で行う現代のような技術は、ある程度平和な時代に構成されたものだといえます。
また、日本でも、昔の武術家を兵法者と呼ぶ場合がありましたが、当時の武術家は、兵法を行う人間でもあったということです。
つまり、少なくとも、当時の武術とは、戦場における用兵である、集団戦闘の統率の術を、最小化したものだったということです。
集団戦闘とは、三国志や、日本の戦国時代の歩兵や騎馬兵などの統制を行う事をイメージすれば、解かりやすいと思います。
このような戦闘における技術の事を、一般的には、戦術、戦略という言葉で表します。
この戦術、戦略の術を、最小化し、最小単位で運用したものが、武術です。戦術、戦略の最小単位とは、一対一などの想定です。
このような事を小の兵法と呼びます。逆に、前述の集団戦における戦術、戦略の事を、大の兵法と呼びます。
つまり、太極拳には、武術として発生した以上、このような戦術、戦略の要素が内在しており、このようなことを、軍学ともよびます。
下記は、伝統的な太極拳で練習する、推手の練習をご紹介した動画です
下記は、伝統的な太極拳で練習する、套路(型)や基本功(太極気功)をご紹介した動画です。
太極拳・伝統楊式系健気服扇功社・東京板橋教室では、太極拳の推手を中心に練習しています。十五式太極拳(伝統楊式系)、基本功法(気功)と推手(太極推手)を練習中です。 興味のある方は、下記をご参照下さい。
場所:仲宿地域センター 2階第一洋室(東京都板橋区氷川町12番10号)。
日時:月曜日 19:30~21:00
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