推手は、太極拳の重要な練習法です。当教室の太極推手の練習内容は、定形推手、対練推手(対打推手)、鍛錬推手、変化推手の四種類に分類しています。この推手の分類は、当会の練習カリキュラムとして、簡単に、解りやすくまとめたものとなっています。詳しくは、下記を参照下さい。
定形推手
定形推手は、二人ペアになって、形の決まった動作を繰り返しながら、身体や心の使い方(放鬆、掤勁、粘連黏随、聴勁など)や、姿勢制御(立身中正、沈肩墜肘など)、力加減などを感じ、学ぶための練習法です。大きく分けて、ペアとなった二人が、お互いに片手を接触させた状態で、決まった動作を行う、単推手と、お互いに両手を接触させた状態で行う、双推手があります。下記が定形推手の一例です。
平円推手、斜円推手、四正推手、四隅推手など
対練推手(対打推手)
対練推手(対打推手)は、ある状況下において、太極拳の技術を使う練習法です。例えば、腕を掴まれた状況などで、いかにして、太極拳の技術で相手の重心を崩すかなどを、学ぶための練習です。ある意味、護身術のような効果もありますが、基本的には、この練習を通して、太極拳の技術を補完します。多くの状況下において、太極拳の技を試し、身体の使い方や、力加減を学ぶための練習です。ここで体感した事を、定形推手や套路(型)に、内在させていきます。
鍛錬推手
鍛錬推手は、二人ペアになった状態で、太極拳や推手に必要な身体を作くるための練習です。身体を作る方法としては、基本法(気功)や套路(型)などの練習がありますが、この推手練習では、二人ペアで、同種の練習を行います。これは、身体の開発という意味では、一人より二人で練習した方が、効率が良い場合があるためです。鍛錬推手は、そのような練習法を集めたものだといえます。
変化推手
変化推手は、主に定形推手の動作を、変化させるための練習法です。定形推手などに、歩法(フットワーク、ステップ)を加えたり、普通は手首などの、相手との接触点を変えるための練習です。つまり、決まった動作に上記のような要求を加え、変化させるための練習法です。例えば、歩法(フットワーク、ステップ)が加われば、活歩推手となります。これを発展させた先に、自由推手や散手などがあります。
下記は、当教室の太極推手の練習風景です。よかったらご視聴ください。
太極拳・伝統楊式系健気服扇功社・東京板橋教室では、太極拳の推手を中心に練習しています。十五式太極拳(伝統楊式系)、基本功法(気功)と推手(太極推手)を練習中です。 興味のある方は、下記をご参照下さい。
場所:仲宿地域センター 2階第一洋室(東京都板橋区氷川町12番10号)。
日時:月曜日 19:30~21:00
TEL 09051393289
mail taijiquan20184@docomo.ne.jp
HP https://sites.google.com/site/taijiquan20184/
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