24式(二十四式)の太極拳を、初級の基礎的な練習課程とする場合があります。
まず、24式太極拳を練習した後に、陳式太極拳や他の武術を練習する体系です。
これは、太極拳の技術の練習という観点のみでいうならば、あまり良い練習体系だとは言えません。
なぜならば、24式や48式などの、数字で表される套路は、全て簡架太極拳と呼ばれるものに分類されます。
この簡架太極拳とは、元々あった太極拳の套路を、簡略化したもの、という意味です。
大架式(老架式)や小架式などとも呼ばれる套路を簡略化した套路であり、全ての数字で表される套路の練習内容は、同じものだと言えます。
つまり、24式太極拳は、一つの完成された套路を、簡略化したものだという事です。
そのため、複数の技術体系を、同時に練習する事になるためです。
希に、陳式太極拳を学ぶためには、24式を練習してからでないと、練習出来ないと考えている人がいますが、これは間違いです。
仮に、陳式太極拳を練習するのであれば、その練習から始めるべきです。
陳式太極拳には、その技術を体現するための練習法と体系が存在するからです。
このように、多くの太極拳の練習者は、24式太極拳を、初級者の練習するレベルの低い套路だと、考えている場合があります。
しかし、この24式太極拳は、大架式や小架式などの、完成された技術の套路を、短くまとめたものでしかありません。
本来、24式太極拳には、極めて高度な技術が内在しています。
言ってみれば、この套路一つで、全てを完成出来る套路だと言えます。
また、これは、数字で表されている、太極拳の套路の全てに言える事です。
現代人には、むしろ、短く構成された套路の方が練習しやすいかもしれません。
なぜならば、現代人が練習する場合、動作が多く、長い套路は、なかなか出来ません。
また、覚えるだけでも時間がかかってしまいます。
そのため、多くの套路を覚える事や、多くの動作で構成されている、長い套路を練習するより、現代人には、効率的だと言えます。
つまり、24式などの、動作の少ない套路だけでも、太極拳の技術を高度に体現する事が出来るという事です。
24式太極拳よりも、さらに短くまとめられた套路を通して、技術の完成を目指していきます。
下記は、伝統的な太極拳で練習する、推手の練習をご紹介した動画です。
下記は、伝統的な太極拳で練習する、套路(型)や基本功(太極気功)をご紹介した動画です。
太極拳・伝統楊式系健気服扇功社・東京板橋教室では、太極拳の推手を中心に練習しています。十五式太極拳(伝統楊式系)、基本功法(気功)と推手(太極推手)を練習中です。 興味のある方は、下記をご参照下さい。
場所:仲宿地域センター 2階第一洋室(東京都板橋区氷川町12番10号)。
日時:月曜日 19:30~21:00
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