太極拳などの中国武術において、近現代で決定的な影響を及ぼしたのは王向斉の創始した意拳と、孫禄堂の孫家拳ではないでしょうか。
王向斉の意拳では、馬歩椿功(站椿功)の練習を重要視します。
孫禄堂の影響は、形意拳、八卦掌、太極拳をともに練習するという考えを生んだところにあると言えます。
しかし、現在の一般的な馬歩椿功(站椿功)の練習では、ただ「静」「柔」であれば良いとされ、明確な技術が存在しない事が多いと言えます。
こうした原因は、孫禄堂の形成した孫家拳においても同じだと言えます。
明確な形意拳、八卦掌、太極拳の融合技術が存在していない事が多いと言えます。
これは、孫家拳においても、意拳においても、その後、目立った名人が出なかったことにあるのかもしれません。
これは、意拳や孫家拳が、明確なシステム化がされず、そのメカニズムが、上手く機能しなかったからではないでしょうか。
しかし、現在においては、馬歩椿功(站椿功)や三拳合一の練習法や考えが、一般的な普遍の練習法や考えとして、中国武術界に定着してしまっていると言えます。
太極拳や気功で練習する「無極椿」(馬歩椿功の一種)の解説記事リンク
https://note.com/hatikyokuhakke/n/n12bcf94b55bc
太極拳・伝統楊式系健気服扇功社・東京板橋教室では、太極拳の推手を中心に練習しています。十五式太極拳(伝統楊式系)、基本功法(気功)と推手(太極推手)を練習中です。 興味のある方は、下記をご参照下さい。
場所:仲宿地域センター 2階第一洋室(東京都板橋区氷川町12番10号)。
日時:月曜日 19:30~21:00
TEL 09051393289
mail taijiquan20184@docomo.ne.jp
HP https://sites.google.com/site/taijiquan20184/