陳式太極拳の技術を制定し、当流の体系をまとめた先師は、八極拳の名人であった、李書文の弟子でもありました。
先師は、1937年頃、山東省を離れ、北京の朝陽大学に入学しました。
この北京時代に、陳式太極拳名人である陳発科と、交流があったと言われています。
当時、先師は、陳発科の表演を見る機会があったようです。
この時の証言では、陳発科が発勁をするたびに、拳は唸りを発し、震脚するたびに部屋の窓に貼られた紙が震えたと表現しています。
この時の交流の経験が当流に伝わる、陳式太極拳の技術にも、大きな影響を与えていると言われています。
当流に伝わる、陳式太極拳は、河南省懐慶府出身で、陳家太極拳名家の杜毓沢の系統です。
杜毓沢の父親の杜厳は、その地の知府であり、陳家溝の拳師が、護衛にあたっていました。
そのため、杜毓沢は幼少の頃より陳家の一族と交わりがありました。
杜毓沢は、陳氏第十六世宗師の陳延煕から、陳式太極拳の老架式と砲捶を学びました。
その後、同じく父親の護衛にあたっていた、陳銘標から、新架式(忽雷架式)と炮捶を学びました。
後に、杜毓沢は、台湾へ移住し、この時に、前述の当流の先師と出会いました。
彼らは、お互いの弟子を交換教授しあい、技術交流をしました。
これが、当流に伝わる、陳式太極拳の系統となります。
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