太極拳の練習は、ほとんどの場合、慢練で行います。つまり、ゆっくり動く練習法です。
この慢練を重視する太極拳の門派は、多くあります。
ほとんどの太極拳の門派で、このような練習をします。
太極拳の練習において、なぜゆっくり動く、慢練を重視する門派が多いのでしょうか。
そこには、いくつかの理由があります。
その理由の一つは、姿勢制御のためです。
太極拳を練習する際、姿勢の要求があります。
この要求は、門派によっても違いますが、一般的には、10種類あります。
これを十要、あるいは、十則と言います。
太極拳を長く練習している人は、幾つかの要求を聞いた事があるかもしれません。
虚霊頂頚や含胸抜背などの要求です。
このような要求が、10種類あるという事です。
この10種類の内容は、太極拳門派によって、微妙に違いがありますが、だいたい同じ内容だと言えます。
このような、10種類の要求を、原則守った状態を維持させながら、套路(型)を練習しなければなりません。
当たり前の話しですが、速く動いては、この10種類の要求を、守った状態を維持出来ません。
速く動けば、太極拳の動作に限らず、雑な動作となってしまいます。
また、ゆっくり動く慢練を続け、その姿勢と要求を、身体に癖付けすることが出来れば、速く動く快練をしても、理屈上は、慢練の時と同じ動作が出来るはずです。
つまり、この姿勢制御の要求を維持した状態で動くためには、ゆっくり動く慢練で、精密な練習をする必要があるという事です。
太極拳・伝統楊式系健気服扇功社・東京板橋教室では、太極拳の推手を中心に練習しています。十五式太極拳(伝統楊式系)、基本功法(気功)と推手(太極推手)を練習中です。 興味のある方は、下記をご参照下さい。
場所:仲宿地域センター 2階第一洋室(東京都板橋区氷川町12番10号)。
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