鄭曼青は、「腕なし名人」と呼ばれる、太極拳の名人です。鄭曼青の太極拳は、敵の攻撃を受けた瞬間に弾き飛ばすような、技が不要の拳法であったと言われています。
この鄭曼青は、政府関係の仕事をしていましたが、それを離れた頃、弟子からの誘いもあり、渡米して漢方と太極拳を紹介しながらアメリカ各地を遊歴しました。
一時、ニューヨークに移住し、太極拳を教授します。
海外、特にアメリカで鄭子太極拳の人口が多いのはこのためです。
嘘か本当かは分かりませんが、この時期にブルース・リーの入門を断ったという話があります。
また、鄭曼青の太極拳の、腕力とはまったく関係ないその神秘的な神技は、科学実証主義を第一とするアメリカ政府機関が、超能力、超常現象ではないかと驚嘆せしめ、本格的に実験の対象にしたと言われています。
鄭曼青は「夢の中で両手が折れたことで太極拳の奥義を悟った」という逸話が有名です。
また、鄭曼青は拳法以外でも高名な人物で、詩・書・画・医・ 拳の五芸において凌ぐものはないという意味で、五絶大師や五絶老人と呼ばれました。
元々、鄭曼青の母方に芸術家が多く、詩・書・画の英才教育を受け、10代で北京の大学で詩や画を教えるまでになっていたと言われています。
中国文芸学院副院長として、四書五経、諸子百家を研究し、蘇恢元より、易経を学び、太極拳との関連性を見出しました。
太極拳に関しては、『太極十三篇』『自修新法』等の著書が有名です。
太極拳・伝統楊式系健気服扇功社・東京板橋教室では、太極拳の推手を中心に練習しています。十五式太極拳(伝統楊式系)、基本功法(気功)と推手(太極推手)を練習中です。 興味のある方は、下記をご参照下さい。
場所:仲宿地域センター 2階第一洋室(東京都板橋区氷川町12番10号)。
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