太極拳と推手!!伝統楊式系健気服扇功社のブログ

太極拳の推手を中心に練習している、太極拳・伝統楊式系健気服扇功社・東京板橋教室のブログです。伝統的な楊式太極拳の系統が練習の中心です。練習内容は、伝統太極拳の15式、基本法(10種類の気功練習法)、推手です。月曜日 19:30~21:00東京都板橋区、仲宿地域センター 2階第一洋室(東京都板橋区氷川町12番10号)にて練習中

太極拳の殺傷力のある技!!楊式太極拳から失われた技術と推手の練習!!

太極拳には、陳式、楊式など、多くの種類があります。一般的な解釈では、陳式から楊式が生まれ、楊式を基盤にして、現在練習されている様々な太極拳が、発生したと言われています。

 

現在、楊式太極拳以降に成立した太極拳には、殺傷力の強い打撃法や技は、ほとんど存在しません。

 

現在の太極拳では、一部の技を除き、相手を押し飛ばす程度の技しかありません。

 

もちろん、例外はありますが、楊式太極拳の成立中期に、失伝してしまったと、言われています。

 

これは、太極拳の練習者が、貴族のような高い身分の人間や、現在でいう学者や教養人である、文人だったためだと言われています。

 

逆に言うならば、そのような人間には、殺傷力の高い技は、必要なかったという事です。

 

そのため、太極拳の練習内容は、推手の練習で行われる、相手の重心を崩したり、相手の力を受け流し、無力化させる技術に特化しました。

 

このような、相手の力を無力化する技術のみに限定するならば、中国武術の中でも、トップクラスの技術力を持つ武術となりました。

 

ボクシングが、パンチ技術のみに特化したことで、パンチテクニックのみに関して言えば、格闘技の中で最高峰のテクニックを保持したのと、同じような意味あいです。

 

もっとも、太極拳の場合は、戦後、表演武術が主流になり、太極拳が特化している推手の練習すら、なされなくなりましたが。

 

しかし、これにより、太極拳という武術は、相手の力を無力化する技術は発展しましたが、相手を倒すための技が欠除した武術となりました。

 

もちろん例外もありますし、古伝の楊式太極拳の一部や、その前に成立していた陳式太極拳には、そのような技術や練習法が、残っているようですが、絶対数としては少ないと言えます。

 

そのため、そのような太極拳の練習者は、形意拳八卦掌にそれらを求めたと言えます。

 

太極拳練習者が増えた当時、主流は北京での活動でした。

 

たまたま北京で、形意拳八卦掌の練習者が多かったのと、身体の使い方や技術が、太極拳のものと近かったためです。

 

また、著名な武術家である孫禄堂が、形意拳太極拳八卦掌を加えた、内家三拳の概念を推奨した事も、要因の一つと言えます。

 

このように、本来の太極拳は、推手の練習で行われる、相手の力を受け流し、無力化させる技術に特化した武術です。

 

しかし、殺傷力のある技が欠除した武術だとも言えます。

 

現代で太極拳を練習するならば、推手の練習によって、太極拳に特化した技術を学ぶ事が、重要だと思います。

 

もし、太極拳を武術として成立させたいならば、殺傷力のある技術は、他の武術から学ぶ事が肝要かもしれません。

 

 

 

 

 

 

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太極拳・伝統楊式系健気服扇功社・東京板橋教室では、太極拳の推手を中心に練習しています。十五式太極拳(伝統楊式系)、基本功法(気功)と推手(太極推手)を練習中です。 興味のある方は、下記をご参照下さい。

 

場所:仲宿地域センター 2階第一洋室(東京都板橋区氷川町12番10号)。

日時:月曜日 19:30~21:00

 

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