太極拳には、「推手」と呼ばれる練習法があります。
二人ペアになり、接触させたお互いの手(腕部)を、円形に回し動かすような練習です。
この「推手」の練習には、多くの練習形態があります。
一部の太極拳教室では、この「推手」の練習を、相手を推す練習だととらえている場合があります。
太極拳を、練習し始めた初心者では、相手を推す練習によって、身体を強靭にし、力の方向を明確にするために、このような事をする場合があります。
これは、楊式太極拳の中期以降に、制定された太極拳流派には、「炮捶」という練習法が失伝してしまったためです。
この技術を補うための、苦肉の策として、このような練習法が行われるようになったと言えます。
本来、「推手」の練習において、重要な内容とは、推す事ではありません。
これは、相手を推すような練習が、ほとんどの場合、一人でも練習できる為、「推手」の練習で行う必要がないからです。
套路(型)のような、一人での練習でも、このような技術は、身につける事ができます。
「推手」の練習では、一人で行う套路の練習では、身につける事が出来ない技術を、主に練習する必要があります。
太極拳・伝統楊式系健気服扇功社・東京板橋教室では、太極拳の推手を中心に練習しています。十五式太極拳(伝統楊式系)、基本功法(気功)と推手(太極推手)を練習中です。 興味のある方は、下記をご参照下さい。
場所:仲宿地域センター 2階第一洋室(東京都板橋区氷川町12番10号)。
日時:月曜日 19:30~21:00
TEL 09051393289
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