太極拳と推手!!伝統楊式系健気服扇功社のブログ

太極拳の推手を中心に練習している、太極拳・伝統楊式系健気服扇功社・東京板橋教室のブログです。伝統的な楊式太極拳の系統が練習の中心です。練習内容は、伝統太極拳の15式、基本法(10種類の気功練習法)、推手です。月曜日 19:30~21:00東京都板橋区、仲宿地域センター 2階第一洋室(東京都板橋区氷川町12番10号)にて練習中

太極拳がゆっくり動く、一つの理由!!

太極拳の練習は、ほとんどの場合、慢練で行います。

 

つまり、ゆっくり動く練習法です。

 

この慢練を重視する太極拳の門派は、多くあります。

 

ほとんどの太極拳の門派で、このような練習をします。

 

有名な太極拳の門派では、楊式太極拳が有名です。

 

また、早く動く練習を、快練と言います。

 

この快練を練習する太極拳では、陳式太極拳が有名だと思います。

 

では、太極拳の練習において、なぜゆっくり動く、慢練を重視する門派が多いのでしょうか。

 

太極拳は、元々武術として発展しました。

 

現在では、健康法としての意味が強いですが、普通に考えれば、一般的な太極拳の、ゆっくりした動きで、戦闘が出来るとは、考えられません。

 

だからといって、ただの健康法になったわけでもありません。

 

つまり、ゆっくり動く慢練が、武術としても、健康法としても、意味があるという事です。

 

これには、幾つかの意味があります。

 

一つは、運用する筋肉です。

 

人間の身体には、大きく別けて、2種類の筋肉が存在します。

 

相性筋と緊張筋です。

 

相性筋は、白い色をしており、白筋や瞬発筋とも呼ばれる筋肉です。

 

この筋肉は、通常の運動やスポーツをする時に、主に使う筋肉です。

 

筋トレなどで肥大し、トレーニングを繰り返す事で、太くなります。

 

緊張筋は、赤い色をしており、赤筋や持続筋、抗重力筋とも呼ばれる筋肉です。

 

この筋肉は、主に、止まった状態の姿勢制御などに使われる筋肉です。

 

また、身体の内部の、内臓の位置を固定したり、内臓の働きを助けるなどの役割を持つ筋肉も、この緊張筋に属します。

 

最近のフィットネス分野で、よく呼ばれる体幹とは、大雑把に言えば、身体の内部の筋肉を鍛えて、安定させる事ですが、この時に鍛える筋肉の一部は、この緊張筋だと言えます。

 

例えば、人が、ただ止まった状態で立っている場合、筋肉は、何もしていない訳ではありません。

 

その姿勢を維持するために、活動しています。

 

この時に使われる筋肉が、緊張筋なのです。

 

太極拳に限らず、中国の武術は、この緊張筋を活用して威力を作る事が多いと言えます。

 

また、日本の武術の一部も、この緊張筋を活用します。

 

中国武術で言うなら、八極拳形意拳などです。

 

日本武術では、空手などです。

 

例えば、これらの武術の突きは、打ち出した後、打ち出した状態で止めます。

 

ボクシングなどのパンチは、打った後に、すぐに引き戻します。

 

空手や中国武術の突きが、拳を引き戻さない理由の一つとして、緊張筋を活用するからだと言えます。

 

 

 

 

 

太極拳・伝統楊式系健気服扇功社・東京板橋教室では、太極拳の推手を中心に練習しています。十五式太極拳(伝統楊式系)、基本功法(気功)と推手(太極推手)を練習中です。 興味のある方は、下記をご参照下さい。

 

場所:仲宿地域センター 2階第一洋室(東京都板橋区氷川町12番10号)。

日時:月曜日 19:30~21:00

 

TEL  09051393289

mail taijiquan20184@docomo.ne.jp

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